おんぱく写真部レポート
長良川おんぱくの人気プログラム、活版印刷のワークショップ。3年目の今年は、開催日によって名刺、便箋、年賀状の3つの体験ができます。今回は名刺の回。まずは挨拶から始まります。この日は参加者全員が年代の近い女性。早くも和気あいあいとした雰囲気です。
ORGAN活版印刷室のワークショップの特徴のひとつは、長良川上流で生産される、美濃和紙を使うこと。見ただけでもわくわくします。
活版印刷について、美濃和紙について、そしてORGAN活版印刷室についてのお話の後、名刺作りが始まります。始めにデザインを練ります。みなさん真剣…
デザインが決まったら、活字を拾います。ともすれば気が遠くなるような数の活字の中から、お目当ての文字(しかも当たり前ですが反転している)を見つけるのは至難の業。
なかなか文字が見つからず苦戦する人も…
文字が拾えたら今度は文字組をつくっていきます。みなさん夢中になって楽しい!を連呼されておりました。。
ORGAN活版印刷室の直野さん。組み上がった文字(組版)を印刷できるように準備・サポート。
さあ いざ印刷!出番を待つ印刷機、ADANAちゃん。
どんなに確認してみても、そこは手作業ならでは、刷ってみないとわかりません。文字が違っていたり、はたまた回転していたり…でもそれもまた楽しかったり。刷り上がりを確認するまでドキドキです。
完成品に思わずにっこり。
最後はまったりおやつタイム。本日のおやつは近所のカフェ・空穂屋さんの焼きドーナツ。完成品を眺めながらのおやつは、おいしさも倍増です。みなさん凝ったデザインで、アイディアから、印刷までしっかり活版印刷を堪能していかれました。年賀状もつくりたい!との声続々。ゆったりした時間の流れる町家で、ひと味違う自分だけの手作り名刺をつくる。秋の過ごし方にぴったりのプログラムです。(013 やまだ)