おんぱく写真部レポート

おんぱく初日の9月28日、そして10月6日の日曜日

郡上八幡の城下町の一角で古民家の見学ツアーが行われました。

主催されたのは、ここ郡上で2世代にわたり

古民家の移築や再生を手がけてこられた工務店「山石古民家工社」さん。

案内人であり代表の山下智也さんはこの道35年のベテラン。

かつてそこに暮らした人の生活の息吹を感じながら、

現代の暮らしになじむ家づくりを日々探求されています。

その豊富な知識と経験、再生の実績のなかから、

今回は郡上八幡では珍しい江戸時代からの町家を、ご案内いただきました。

吉田川を挟んだ南側、旧庁舎記念館から、乙姫川をさかのぼりながら

郡上の町並みの特徴や歴史についてレクチャー。

お城の麓、北町と呼ばれた地域は大正の大火で

焼野原となりましたが、南町であるこの界隈は川を挟んでいたおかげで

比較的古い建物がまだ、残っているそう。

そして今回見学させていただくO邸。

昨年改修工事をされたお宅を今回特別に見せていただきました

推定築400年。中に入ると、現在の家よりも天井が低い印象。

この家の前にも用水路が流れていますが、その豊富な水を利用して、

かつては染物屋をされていたのだそうです。

そして、一方改築した方のお隣へ。
じつはこちら、お隣同士の2世帯住宅。

改築の経緯は、息子さんの結婚にあたり物件を探していたところ、
偶然自宅の隣の町家の物件に出会い、
2世帯住宅として改修することとなったそうです。
ちなみにこちらは築180年。

こちらは土間に吹抜け天窓があり、とても明るい印象。
見上げると野地板が見えて昔の屋根のつくりを偲ぶことができます。

息子さんで14代目というO家。
お茶と手作りのお菓子をいただきながら
おじいさまの写真を見せていただいたり。
住まい手の方のお話を伺えるのも、こうしたイベントならではですね。

その後、一行は新町の「カフェ町家さいとう」さんへ。
お茶をいただきながらご主人のお話を伺いました。

 
こちらのイベント、参加者の方のご興味や知識も深く、
かなり専門的な質問が出ていました。
古い家を大切にすることは、単にものとしての家を
大切にすることだけではなく
文化や技術、日々の暮らしを大切にしていくことにも
繋がっているのだと、住まい手さんのお話を聞き改めて感じました。
部員番号00  上村彩果

<[新聞版]おんぱく写真部リポートにも新聞未公開記事がございます。>
 ↓
岐阜新聞版:おんぱく写真部リポート2013