おんぱく写真部レポート

岐阜市内、伊奈波神社から川原町にかけての一帯には築100年を越すような「町家」の建物が多く見られます。
個人のお宅も多く、普段はもちろん公開されていませんが、今回は特別に現代アートの展示が行われました。

まず訪れたのは、明治44年に建てられた、登録有形文化財の『旧松喜仏壇店』です。
通りに面した木製の格子が美しいです。

小さな格子戸をくぐって中に入ると、往時の面影をのこした土間と奥に細長い町家のつくりに、タイムスリップしたかのような世界が広がります。

そして、そこに現代アート。

建物と作品の魅力がそれぞれ響きあっているようです。

こちらは、本日の案内人、小澤紀代美さんの作品です。

普段は白い空間に展示することが多いとのことですが、土間に味わい深いたんすとのコラボレーションも素敵です。

いわゆる「うなぎの寝床」と言われる町家ですが、途中に中庭があるので光と風が通り、とても気持ちがいいのです。

こちらは松喜さんのもの。
お仏壇の天蓋として作られたそうですが、今は土間にかかり、照明の笠となっています。
それにしても、龍の木彫りが見事!職人技が光ります。

こちらの滝さん(右の女性)に、建物のことや中に置かれている珍しい品々について、説明をしていただきました。
こちらではドラマの撮影などもたびたびあるそうですよ。

さて、次に今年小澤さんがオープンしたギャラリー『小さい家』へ。

こちらも町家を改装して、1階と2階、趣きの違う展示スペースとなっています。

2階は白い現代的な部屋になっています。
数人の作家さんのグループ展となっていましたが、小澤さんから作品について解説をしていただきました。

1階の部屋は、以前の持ち主の方がお茶の先生で、お茶室として使われていたという和室です。

言葉が書かれたピースが並び、自由に組み合わせることができるという作品が展示されていまいた。

最後に町家カフェ『コネクションズ』で、午前のコースはランチ、午後のコースはアフタヌーンティーを楽しみました。
こちらにも大きな書の作品があり、興味深げに見学されているようです。

コネクションズさんの表で記念写真を撮影させていただきました。

通りを歩いても素敵な町並みが残るこの界隈ですが、普段は見ることのできない内側を見せていただき、アートを楽しんだこのプログラムで、さらにこの町並みを残したいという思いが強くなりました。

(003Rika)

<[新聞版]おんぱく写真部リポートにも新聞未公開記事がございます。>
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