おんぱく写真部レポート

清流長良川の上流にある郡上八幡といえば、日本三大盆踊りのひとつ「郡上おどり」が有名です。岐阜県中ほとんどの人が知っていると思われるこのまちで、「手作り工房 風花」のおんぱくプログラムが開催されました。
「さをり織り」という言葉は初耳です。織物ということはわかりますが「さをり」とはなんぞやと思いながら、会場へ。
目の前に用意されている、ミシンのような織り機が今日の主役です。

柔らかく織るのも、きつく織るのも、とにかく自由。失敗もない。
「自分なりに、思い思いで、糸を紡いでいくんです」と言うのは、先生をしてくださった障害福祉サービス事業所「みずほ園」の方々。
糸を選んで、通して、踏んで、おさを下ろす。気がつくとどんどん「さをり」ができているではありませんか。

糸を変えて、自由な発想を膨らませ、私なりのものが織られていきます。参加者の鈴木さんは「知らない間に無心になれる……」とつぶやいていました。

あっという間に時間が過ぎてしまい、参加者からは「もっと織りたかった」と惜しまれながら終了いたしました。
このイベントはこれからも続けてもらいたいと思います。
今後人気イベントになることでしょう。

【さをり情報】
「さをり」とは、城みさをさんが1972年より広めた、個性や感性を尊重した新しい手織りです。
名前の由来は「差を織る」です。さをりは個性というそれぞれが持つ「差」が織りに表れるものです。自分の感じるまま、好きに好きに織り、自己を表現するアートで、ミスや失敗、制約がなく、常識や既成概念から離れ、自由な発想と視点を大切にしています。このことで一人ひとりの生まれながらの感性を引き出すことでオンリーワンの作品が作ることができます。
現在は、この「さをり」の考えが障害者や高齢者の施設等に広く受け入れられ、「さをり」の輪は世界40カ国にまで広まっています。
(澤田 尚正)

<[新聞版]おんぱく写真部リポートにも新聞未公開記事がございます。>
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