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「微笑み」の仏で癒される

第1回「円空を歩く」 入門編座学&特別拝観会

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江戸時代前期の修験僧・円空。美濃の国に生まれ、北は北海道、南は三重県、奈良まで回国行脚し、生涯で12万体もの円空仏を残したと言われています。岐阜県は愛知県に次ぐ数が見つかっていますが、初期から晩期に至るまでの作品が残る地です。岐阜市は、同じ美濃地方でも羽島市、関市、郡上市に比べ、これまであまり紹介されてこなかった地域でもあります。円空仏所蔵寺院を通して、なかなか拝観できない円空仏に出会ってみませんか?今回は、入門編の座学も行います。
下記実施スケジュールからお好きな日程にご予約下さい 体験レポートを読む

案内人

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【前田 邦臣】
1969年愛知県生まれ。円空学会常任理事。父の影響から円空仏を知り、関わるようになって30年。岐阜県高山市の千光寺で約4年間、毎年夏に手伝いに行っていた経験を活かし、円空仏の魅力をブログで発信中。http://blogs.yahoo.co.jp/cxj01663

集合場所

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林陽寺

〒501-3156

岐阜県岐阜市岩田西3-402

※最寄りバス停「岩田」

申し込み・問い合わせ先

Display 長良陶房  058-232-5587

実施スケジュール

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第1回

実施日時
2013/10/14(月) 09:30 〜 12:00
予約開始
2013/09/10 09:00
予約終了
2013/10/11 23:59
料金
500円
定員
14 / 30 人
備考
※最少催行人数10名
※受付9:00~
※持ち物:筆記用具
※円空仏レプリカを用意しますので、撮影されてみたい方はカメラのご用意を。

これまでの開催レポート

おんぱく写真部レポート

「円空」という名前、
なんとなく聞いた事がある方も多いと思います。
今の岐阜県を中心に、西は奈良県、北は北海道まで、
仏像を彫りながら全国を行脚した
江戸時代前期の僧です。

戦後徐々に、その作像の芸術性が高く評価され、
爆発的な円空ブームが起こりました。
しかし実際には円空上人についてあまりよく分かっていません。
出生地さえも(美濃の生まれとしか)未だ明確ではありません。
謎が多いのです。
残る資料は円空作の仏像と僅かな書面のみです。
円空研究の学術者はそれを介して円空の生涯を読み解いていきます。

そんな円空を知るきっかけとして
円空仏を紹介する講座が岐阜市岩田の林陽寺で行われました。

写真は、
林陽寺の岩水龍峰住職と
主催者の前田邦臣氏(円空学会常任理事)です。


主催の前田さんは
「タイトルの「円空を歩く」には、
円空の足跡、
そして謎の多い円空の生涯と思想に歩み寄る
という意味を込めました。
そんな人間・円空に光を当てたい」と語ります。

まず円空の生涯について、
プロジェクターを使用されながら、
作造の編纂を通しての円空の思想の変化など、
初心者にも分かりやすい入門編の座学と織り交ぜて、
マニアックな部分まで深く切り込んだ内容の話をされました。

円空仏の特徴と円空の宗教観の変化について
講演は進められていきます。

手に持たれているのはレプリカ。
そして円空彫りをされている方からお借りしたものです。


「円空仏を美術品として見る傾向から、
拝観マナーなどを考慮しない風潮を危惧している」
と前田さんは語られます。

モノとして見るのではなく「そこに伝来する意味」が尊い。
円空がその地に直接残して今の時代に伝わっているという
その歴史と敬い続けられた背景に注視すべきです。

休憩を挟み、
林陽寺に伝わる円空仏の拝観です。
今回は特別に参加者の方々も写真撮影が許されました。

赤外線カメラによって、
肉眼では確認できない像の背面に墨書きされた梵字(真言)により、
作造年代が分かります。
参加者の皆さんは、
前田さんの用意したカメラを興味深く覗き込み、
モニターに浮き上がる文字にたいへん驚かれていました。

続いて、
林陽寺さんの円空仏も含む「岐阜市内の円空仏」について、
その作像の年代と特徴などについてレクチャーされました。
前田さんがこの半年、岐阜市内の寺院を訪れ、
地道に取材撮影されてきた研究の考察です。

岐阜市には、
円空の生涯のうち色々な時代に何度も通ったという事が、
像から分かってきています。

長良川流域と円空の歩みはぴたりと当てはまる事に気付かされます。

「丁寧で非常に細かな彫りだ・・・」
「円空仏についてもっと知りたい」
「来て良かったです」
円空仏を直接拝観する事が出来た参加者の方々が
そう仰っていました。

和んだ雰囲気で、
第一回のプログラムは無事終えました。

11月10日(日曜日)に、
第二回のプログラムが開催されます。
円空の生誕地は不明ですが入定(亡くなった)地は関市と明確です。
関市弥勒寺の円空仏拝観と関市円空館、
その他、円空の墓、円空入定塚を訪れます。

 (010交田)

<岐阜新聞連載のおんぱく写真部リポートにも掲載されました>
 ↓
おんぱく写真ブログ

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